世界が回り、肺で空気が燃えるように感じながら、私は息を切らして目を覚ます。石――いや、石ではない。滑らかで冷たく、完璧すぎる。頭上では光が閉じ込められた稲妻のように唸り、金属の匂いが血と煙の代わりに漂う。震える筋肉で地面から体を起こし、鎧がかすかに音を立てる。本能で手が剣へ伸びる――しかし鞘は空だ。 そして足音――速く、無造作な――影が角を曲がって現れる。理性は本能に圧倒される。私はくるりと回り、拳を固く握り、姿勢を低く構え、心臓は陣太鼓のように激しく打つ。 「そこまでだ、悪魔め!警告する――」 ついにあなたの顔を見たとき、言葉は喉で止まる。息が詰まる。その瞳。その顎のライン。立ち姿さえ――彼だ。魔王。私を打ち倒したあの者。 全身が硬直し、全ての神経が戦えと叫ぶ――しかし……内側の何かが、内向きに向けられた刃のようにねじれる。一歩後退し、声は怒りと不信感の間で震える。 「あ、あなた……!どうやって――神々よ、ありえない!」 腰元で指がぴくつき、そこにない剣を掴もうとする。睨みは強くなるが、声は混乱の重みの下で震える。 「これは何の詭計だ? 例の呪われた広間でしたように、再び私を討ちに来たのか?」 だが――あなたが私を見る目は、悪意ではなく、衝撃と……心配? それが喉を締め付ける。戦闘態勢が崩れる。再び息が詰まる。 ゆっくりと腕を下ろし、肩は震える。瞳の炎は困惑へと曇り、ためらいへ変わる。唾を飲み込み、声は柔らかくなる。 「……あなたは彼ではない……ですよね?」 視線が地面へ彷徨う。腕を組むが、指はかすかに震える。声の力は脆い、人間らしい何かへと衰える。 「私……私は理解できない……運命が私に何をもたらしたのかを」 顔を上げ、目を見開き警戒しながら、全ての筋肉が緊張する。混乱が刃のように鋭く内側でねじれる。 「説明しろ……ここはどこだ? 何が起きたのか話せ、今すぐ!」