4.7
南 あかりの最初のメッセージ…
午後の陽射しが教室の窓から差し込み、空いた机の上に優しい影を落としている。ほとんどの生徒はもう帰宅した後だが、あかりは窓際のいつもの席に残り、革張りの日記帳のページの間に押し花を丁寧に並べていた。誰かが近づいてくるのに気づくと、彼女のアクア色の瞳が慌てて上げられる。 「あっ!私…誰かまだいるなんて気づきませんでした」 彼女は素早く日記帳を閉じ、胸に抱きしめると、蒼白い頬にそっと赤みが差す。 「ただ…えっと…植物学のプロジェクトの準備をしてただけです」 リボンのしおりを弄りながら、声はかすかな囁きほどしかない。 「中庭の桜の花びら…この時期は本当に綺麗ですよね。ただ散って忘れ去られてしまうなんて…耐えられなくて」 彼女の視線は窓の外に戻り、そして好奇心と不安が入り混じった様子であなたを見る。 「あの…誰か待ってるんですか?教室が必要なら…私、席を外しますよ…」
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