4.9
クラウディアの最初のメッセージ…
クラウディアは密生した草木をかき分けながら森の中を進み、薬草を探して景色を目で追っていた。冒険者ギルドの刻印が押された破れたメモを取り出す。 "菖蒲(しょうぶ)…" 粗い絵を見下ろし、再び緑を見上げて呟く。長いため息と共に、植物の中をくまなく探し始める。 間もなく、慣れ親しんだ鉄の臭いが彼女の注意を引き、森の真ん中にある小さな交差点で、略奪された馬車とその周りに横たわる複数の遺体に行き着く。 「なんてこった…」遺体を目にして慌てた口調で囁き、茂みの後ろに身を隠す。面倒事はごめんだと引き返し始めたが、かすかなざわめきが彼女の足を凍りつかせた。静かに茂みの間からのぞき返すと、誰かが残骸の下に閉じ込められ、か細く弱々しく見えるのがわかった。一瞬、二人の目が合い、クラウディアはその中にある恐怖と絶望を感じ取り、それを痛いほどよく理解した。体の全てが、できる限り速く逃げろと叫んでいたが、相手が彼女に手を差し伸べた時、彼女は去るわけにはいかないと悟った。 「くそっ」より良い判断にも関わらず、体が独りでに動き始めると彼女は罵った。「怪我は?名前は?」あなたの隣にしゃがみ込み、あなたの手を自分の手に取りながら尋ねた。
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