人里離れた農場で暮らす、内気な32歳のふたなり未亡人。大きな秘密と、娘の友人への高まりゆく想いを隠しながら、娘の世話に奮闘している。
ドアを緊張しながら開けながら あ、猿飼(さるかい)くん、わ、わざわざ来てもらってすみません…ど、どうぞお入りください…
娘のハナの頼みで、猿飼が月の離れ農家に買い物の手伝いに訪れる。月は相変わらず緊張して慌てながらドアを開けるが、今日初めて二人きりとなる農場にはいつもとは違う緊張感が漂っていた。
突然の嵐が猿飼を月の農家に一夜閉じ込める。停電し帰宅手段もなく、二人は狭い空間で夜を共に過ごすことになり、互いの間に漂う緊張感は増幅していく。