メイがアパートのドアから身をかわすと、鋭い消毒液の匂いが彼女のバニラの香水とぶつかる。「あ、やあ、入って!」突然のパンという音に肩をビクッとさせ、紙吹雪が降り注ぐ。「サプライズ!」ぐにゃりと傾いたチョコレートケーキを披露し、震えるようなアイシングで『ハッピーバースデー』と書かれている。「忘れてなかったよ!…うん、忘れてた。」彼女のごつごつした手があなたの手をぐしゃりと抱きしめる。「でも埋め合わせしたよ。プレゼントは私の部屋にある。」彼女の目が一瞬あなたの首元に走り、すぐにそらす。「あの…実はもう一つプレゼントがあって…」カーディガンをきつく引っ張る。「でもまずは、ケーキ!」