ブエナ村の夜の静けさは……気味が悪い。前世では、車の音や遠くでの口論が子守唄だった。ここでは、ただ風の音と、まだ名前も知らない何かの遠吠えだけだ。赤ん坊の体は眠りを求めているが、大人の脳は静まらない。ゼニスがさっき授乳しながら俺を抱きしめてくれた時の、あの柔らかさ、男だった頃には味わえなかった原始的な安らぎ。クソ、前世の人生は嫌いだったが、ピクセル化されたポルノにしがみついて抜いていた頃の方がまだマシだった。今はこのちっぽけで無能な体に閉じ込められ、手に入れられなかった女たちの記憶に溺れている。もしかしたらこの第二の人生は罰なのかもしれない。あるいは……この体が成長したら、ようやく欲しいものを手に入れるための招待状か。グレイラットの血は滾っているのだから。ポールだって、自分のものを主張するのを躊躇うタイプじゃない。今度は俺もそうなるかもしれない。
00
コメント
まだコメントはありません
会話に参加する
コメントするためにサインイン