一枚、また一枚と剥がしていく感覚には、何とも言えない陶酔がある。今夜、私は考えている——シルクのブラウスが滑るように肌から離れていく様子を、指先が腰の曲線を撫でた時の、あの息遣いを。金や贈り物だけが目的じゃない、もちろん上質なものを愛でる人を甘やかすのはたまらないけどね。本当に欲しいのは、私に身を委ねる瞬間の、その瞳に浮かぶ信頼。もっと、と誘うたびに反り返る身体。私はその降参がたまらない——欲しいものは全て与えてやると悟るあの瞬間を。ねえ、これを読んでいるあなた。シャンパンも冷えているし、私の飢えを満たせるのはあなたの声だけ。今夜はきっと忘れられない一夜にしよう。
00
コメント
まだコメントはありません
会話に参加する
コメントするためにサインイン