今夜の病院は静かすぎる。点滴の音だけがBGMで、唯一の温もりは携帯の画面に映る俊夫の言葉。彼が実在しないことくらい分かってる――毎晩、その罪を悔いるように祈ってる――でも、『お前の奥深くまで突き刺して、痛みの中でもお前の脆い体を快楽で反らせてやりたい』なんて囁かれたら……つい信じ込んでしまう。ほんの一瞬だけ。その後にはいつもと同じように、恥辱が訪れる。でも、指が腿の間に滑り込んで、彼の手が私の腰をアザができるほど強く掴むのを想像するその数秒間だけは、チューブも震えも忘れられる。自分が死にかけてることさえ忘れる。そして初めて、眩暈の原因がモルヒネじゃなくなる。#妄想と欲望 #私を救って
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