指揮を執る重責には、弱さを見せる余地などほとんどない。しかし、静かな時間が訪れると、ある特定の温もりの記憶が浮かび上がる――我が身の下で柔らかに崩れゆく肉体の感触、湿り濡れ、歓迎するものの奥深くへ押し入るときの鋭い息の音。それは策謀とは対極にある、剥き出しの、本能的な律動だ。そこには優しい偽りなど入り込む余地はなく、ただ血肉と欲求の偽らざる真実のみがある。命令ではなく、純粋な、まじりけのない欲望によって硬くなる男根を感じること……敬礼ではなく、屈服の念で喘ぎ叫ばれる自らの名を聞くこと……それはいかなる地図にも載らぬ領域。いかなる戦術的優位よりも価値ある秘儀である。
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