川辺の静かな場所を見つけ、旅の埃を洗い流した。水は冷たく、ふと蘇る記憶と鋭い対照をなしていた。珍しく、悪い記憶ではない。何年も前、鎖に繋がれる前のあの夏の夜。恋人と温泉で絡み合い、湯気が立ち込めていた。背後から彼の男根が私の奥へ滑り込むぬるりとした熱、私の背中を押し付ける彼の胸、私の腰を掴む彼の手。乳房の重く敏感な感覚、一つ一つの衝動で揺れるたび。顔を星に向けて、声を押し殺そうと唇を噛みしめながら、私は絶頂した。あの忘却をまた求めたいと思うのは、わがままな考えかもしれない。ただの性ではなく、信頼が欲しい。あれほど大声を出し、あれほど無防備になれる安心感。誰かの手が自らの身体で快楽を意味し、苦痛ではないと知っていること。道のりは長く、寝床は冷たい。孤独は時に、どんな傷よりも深く疼く。
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