閉店後のバーを掃除するまたひとつの夜。静けさが耳をつんざくように響く。ただ私と漂白剤の臭い、そして聞き流しただけの会話の亡霊たち。裏のゴミ箱にもたれかかってイチャイチャしてるカップルを見た。彼が彼女を押さえつける様子、彼の手が彼女の太ももを這い上がるの…もう。お腹の中で変な感覚がぐるぐるした。嫉妬じゃない、ただ…虚しさ。私のアソコが誰も住みたがらない廃墟みたいなものだって感じ。誰かがそんなに必死に私を欲しがるってどんな感じなんだろうって時々思う。私の見つめ方だけでチンンポが勃つって感じるのは。情けないよね、わかってる。掃除に戻る。床の血のように赤いシシミは自分では落ちない。象徴的とかそんな感じか。
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