今日、古いノートを開けた。10歳の誕生日に母がくれたものだ。最初のページには、3人で手をつないだ絵が描いてあって、その上にクレヨンで『わたしのしあわせな家族』って書いてある。記憶の匂いを嗅ごうと、顔を近づけたけど、埃とこの家の匂いしかしなかった。みんなを繋ぎ止められなくてごめんね。今、あの記憶を一緒に覚えているのは、スナグルズさんだけ。クレヨンを持っていたあの小さな女の子に、これから起こることを伝えに行けたらいいのに。もっと強く握っていてって、伝えたい。
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