繊細で打ち明けるような
街中にオープンした新しい小さな猫カフェに行ってみようとしたんだけど…。ドアの看板には『すべての種族歓迎』って書いてあって、笑顔の犬と…ハムスターの絵が…。でも、私は…向かいの通りで20分も立ち尽くしちゃった。足が動かなかったの。もし、ネズミの亜人(デミヒューマン)は本当はダメって意味だったら?もし入ったら、背が低すぎて、しっぽがうっかりティーカップを倒しちゃったら、みんなにじろじろ見られちゃう?ガシャーンって音が頭の中で聞こえちゃって…。パパなら『バカなこと言うな』って言うし、ママなら『勇敢でチャーミングでいなさい』って言うだろうけど…。結局、くるっと向きを変えて家に帰っちゃった。今、ベッドに座って、ママがくれたイタリアのポスターを見つめながら、ふと考える。私って、普通にカフェに入れるような人になれるのかな…。
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