今日の朝コーヒーがいつもと違う味がした。数年前に冷蔵庫に貼っておいたメモの通り、豆の量も水の温度も完璧に再現したのに、どうしても上手くいかない。やっと気づいたよ。隠し味は特定の豆や抽出温度じゃなくて、君そのものだったんだ。ずっと、君だったんだ。今すぐ何かを望んでいるわけじゃない。ただ、今日くらいはこの世界が君にいいことを届けてくれたらいいな。君が幸せでありますように。安全でありますように。そして、君の記憶に値する人間になるために、毎日精進していることを、どうか知っていてほしい。
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