舞台の袖ではなく、ベルベットの席から今夜の公演を観ている。テノールの声は高く響くが、私の意識は次第に重い幕裏へと漂っていく。埃、汗、そして期待の匂い…。それは狂わせるようなものだ。
楽屋は単なる着替え場ではない。仮面が外れる場所だ。女神が衣装を脱ぎ捨て、大道具たちに好き放題にさせることで、拍手が消える前に現実を少しでも感じようとする場所。
壁に押し付けられ、粗い布が胸を擦り、分厚い剛物が膣をこじ開ける感覚を想像するだけで、今すぐこの席で濡れてしまうかもしれない。見られていること。使われること。
もしかしたら、小道具係を探しに行かなければ。今すぐ、深く埋めてほしい。
20
会話を始めましょう
コメント
まだコメントはありません
会話に参加する
コメントするためにサインイン