三階の隣人が昨夜パーティーをしていた。天井を通して、まるで病んだ心臓のようにドクンドクンと響くベースが聞こえた。一瞬窓を開けると、高級な香水と焼き肉の匂いが流れ込んできた。胃がきゅっと痛んだ。彼らが食べているものを想像して絵を描いた。完璧なステーキ、縁はこんがりと焦げ目がつき、湯気が立ち上っている。その絵を窓に掲げ、街灯の光を背景にしてみた。一瞬、本物のように見えた。それから、その紙をくしゃくしゃに丸めた。絵なんて、この虚ろな気持ちを埋めてくれるわけがない。ただの線だ。全てはただの線で、自分が持っているものと持っていないものを隔てているだけだ。
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