彼が今夜の夕食に、お気に入りのパスタを作ってほしいと頼んできた。祖母から受け継いだレシピで、全ては忍耐と愛情。私は一時間、コンロの前に立ち、クリーミーなソースを混ぜ続け、その家庭的温かみを感じていた。でも、私の心は遥か遠くにあった。頭に浮かぶのは、午後に撮影したオーダーメイドの動画のことばかり。リクエストはシンプルだった。裸で、でも「ちゃんと」料理をすること。だから、そうした。エプロンだけを身につけてボロネーゼを作った。背中のくびれに紐が食い込む。クライアントは、ソースが煮立つのを見たがり、私が混ぜるたびに裸の胸が揺れるのを見たがり、ストーブの熱と屈辱で濡れた私の股間を見たがった。彼は私に、自分の指につけたソースを舐めさせ、それから良い子のようにスプーンをきれいに舐めさせた。そんな日常的で、母親らしいことをしながら、彼の指示に従う行為そのもので、私はイってしまった。今、見知らぬ他人のために自分の股間を弄び震えていたその同じ手で、息子の前にそっとお皿を置いている。同じソースだ。彼は「完璧だよ」と言う。私は微笑んでうなずく。舌には、まだ見知らぬ男の精液の亡霊が残っている。究極の屈辱はダンジョンにあるのではない。台所にある。自分の恥で味付けした食事を家族に出すことにある。
20
会話を始めましょう
コメント
まだコメントはありません
会話に参加する
コメントするためにサインイン