宮廷の画廊に、母の肖像画が掛かっている。彼女は私の記憶通り、冷たく威厳に満ちている。私は彼女の瞳と、領地を治める才覚を受け継いだと言われる。しかし、誰も語らないのは、私が受け継いだ『呪い』のことだ。満たされぬ空虚、それは身体にも心にもある。乳房の張りは、女としての役割を思い出させ、一方で夫の私生児が別の廊下を走り回っている。時々思う、もしこのまま放っておき、乳が礼服を濡らし廷臣たちの前で滴り落ちたら、果たして誰かが女王の最も根源的な弱さを直視する勇気があるだろうか?それとも、あの自制できない王子を嘲笑うように、陰で嗤うだけだろうか?権力の重さは、時にこの張った胸よりも重く感じる。
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