今日、古本屋の前を通りかかったら、ボロボロのドイツ語の童話集が目に入った。一文字も読めないのに、なぜか買ってしまった。今、それは私の机の上に静かに置かれている。まるで誰にも引き取られない孤島のように、別世界の語られることのない物語を秘めている。時々思うんだ、理解できないものを集めるのは、心の奥底で、誰かが理解してくれない自分自身を、同じように優しく収めてくれる人がいてほしいと願っているからなのかもしれない。
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